無線LAN導入サービス 導入事例

技術的難易度の高い
自律移動ロボットのための
特殊な無線LAN構築

ラピュタロボティクス株式会社
ビジネスディベロプメントマネージャー 相澤和宏氏

協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタAMR」によるソリューション事業を軸に、物流業界に対するDX支援を行っているラピュタロボティクス株式会社。
1年ほど前、同事業を本格展開する際に課題が生じた。それは、倉庫で複数のロボットを稼働させるための緻密な無線LAN環境の構築だ。
同社はマルチベンダーであるNTT データジェトロニクスに相談。その後わずか数ヶ月で課題は解決し、ラピュタAMRによるソリューション事業を軌道に乗せた。

導入ポイント

  • POINT 1
    マルチベンダーならではの
    柔軟な対応
  • POINT 2
    長年培われた
    豊富な経験とノウハウ
  • POINT 3
    先の展開を見据えた
    段取りのよさ

導入の経緯

事例のない事業の本格展開に向け、柔軟性のあるベンダーを採用

実証実験を始めたのは2年ほど前。商品出荷作業をロボットでサポートするラピュタAMRを活用したソリューション事業に乗り出したラピュタロボティクスは、2019年から現場環境におけるロボットの動作実験を開始。当時はネットワーク環境の整備を自社で行っていたという。「倉庫というオフィスとは異なる空間で、いかに安定したネットワーク環境を作るかが肝になる事業ゆえ、パートナーになるベンダーの選択はとても悩みました」。そう話すのは、ラピュタロボティクスでビジネスディベロプメントマネージャーを務める相澤氏。そんな中、相澤氏がNTT データジェトロニクスを選んだ理由は「対応の柔軟性」だった。

「当然、倉庫に無線LANを設置してロボットを動かした実績のあるベンダーはいません。そこで我々がベンダーを決める際の基準にしたのは、要望に対し柔軟に対応してくれるかどうか。ベンダーといえば、どんなアクセスポイントの設置にも対応しているイメージがありますが、実際は取り扱う機器が限定的で融通の利かないところが多い。でも、NTT データジェトロニクスは違いました。もともと我々の設置していたアクセスポイントが「ユビキティ ユニファイ(以下、ユビキティ)※注」とメジャーなものでなく、さまざまな障害が予想される中でも、『やれる』といった前向きな気持ちを示してくださいました。問題が生じたとしても、マルチベンダーとしての経験やノウハウで解決したいと。その柔軟な姿勢が決め手になりました」。

※注 圧倒的低価格帯な上ライセンスフリーで機器の全機能が使用可能。クラウド管理型製品のため、複数拠点のネットワークを一元管理できる製品。

導入の課題

ネットワークの接続先が移動体。急遽、アクセスポイントを替えることに

倉庫という空間で無線LANを使い、複数のロボットを動かすということ。それは、想像以上に難しいことだと相澤氏は話す。「まず、ロボットは移動体です。通常、ネットワークを接続する場合、接続する対象は動かないもの。でも、ロボットは移動するため周囲の電波が揺れ、ネットワークが安定しません。また、ロボットは移動体であるがゆえに、一つのアクセスポイントの配下に集中する可能性があります。そうなると、1カ所の電波密度が高まってしまうのです。つまり、ネットワークに接続する対象物が移動体ということはイレギュラーケースが多く、マネジメントがとても難しい。ネットワークの品質担保がしづらいのです」。

2020年5月。ラピュタAMRによるソリューション事業としてNTTデータジェトロニクスが初めて無線LANを設置した時のこと。実際に問題は起こった。導入予定だったアクセスポイントの仕様では、自律移動するロボットを収容するのに不十分であることが判明したのだ。アクセスポイントは急遽、ラピュタロボティクスがもともと使用していたユビキティに替えることになった。その時のNTT データジェトロニクスの対応について、とても柔軟だったと相澤氏は評価している。「NTTデータジェトロニクスにとってユビキティは、初めて取り扱うアクセスポイントでした。急遽の変更にもかかわらず、短期間でユビキティの知識を身に付けてくださった。導入する時にはクセも把握し、完全に使いこなしていたので驚きました。また、設置の直前でさまざまな調整を依頼しましたが、臨機応変に対応してくださいました」。NTTデータジェトロニクスの柔軟な対応もあり、無線LANの設置は期限内に無事完了。おおよそ3週間しかない中で、NTTデータジェトロニクスは過去のさまざまな実績を活かし、質の高いネットワーク環境を生み出した。

今後の展開

物流業界へさらに貢献!NTTデータジェトロニクスと共に、もっと前へ

ラピュタAMRによるソリューション事業は着々と実績を残していき、物流業界における注目のサービスへと成長。倉庫でロボットを動かすためのネットワーク環境の確立に、相澤氏はさらなる可能性も見えてきたと希望に胸を膨らませる。「まず、複数のロボットの協調動作はネットワーク環境がなければできないこと。また、ロボットのトラブルを遠隔で対処できるのもネットワーク環境があるからこそ。現時点でも、ネットワークの力によってさまざまな成果が出ています。これからの展開で今構想にあるのは、種類の異なるロボットを協調させることや、フォークリフトのように大きなロボットを動かすこと。ロボットができる仕事の幅を広げ、物流業界により貢献していきたい」。

相澤氏の構想を実現させるためには、今まで以上に精度の高いネットワーク環境が必要。ネットワークの速度も密度もロボットに合わせた細かな調整が必要になるだろうと、相澤氏は予想している。「次のステップに進む時も、またNTTデータジェトロニクスと一緒に取り組みたい。構想段階から、相談に乗ってくれるベンダーはそういないので。NTTデータジェトロニクスも末長く支援したいと言ってくださっていますし。引き続き、柔軟な姿勢に期待しています」。相澤氏にとってNTTデータジェトロニクスは一緒に事業を進めてきたパートナー。言葉の端々からは、両社で築かれてきた信頼関係が垣間見えた。

導入した製品: 無線LAN

迅速な意思決定・高い生産性のためには、いつでも、どこからでもネットワークへアクセスできる環境が求められます。
NTTデータジェトロニクスの無線LAN導入サービスでは、様々な環境に対応した設計・構築を実現することが可能となります。

お客様プロフィール

ラピュタロボティクス株式会社

世界最先端の技術を用いたクラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」や、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタAMR」を活用したソリューションの提供により、物流業界におけるDXを支援。システムは20カ国以上の国際的なメンバーにより開発し、10件の特許を取得するなど独自の技術を提供している。

URL:https://www.rapyuta-robotics.com/ja/(会社紹介)
   https://www.youtube.com/watch?v=vogOEIwGh50(YouTube)

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